安定思考の人間が転職した話。他部署の社内公募で思い出した過去。
最近社内で新しい部署ができ、人材が必要なため社内公募がありました。
個人的に興味がある内容だったので、応募してみようかと考えています。
自分は一度転職をしているのですが、働く環境を変えるということで当時の事を思いだしました。
これから社会人になる人や転職を考えている人の参考になるかと思い、経緯を記事にしてみます。
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転職のきっかけは人間関係
自分は理系の大学院を卒業後、某メーカーに総合職として入社。
半年間の研修後に配属となり、希望の開発部署に行くことができました。
研修は大変でしたが、同期にも恵まれなんとか乗り切ります。
順調だったのはここまで。
配属された部署の上司がとにかくきつかった。
暴言を毎日のように浴びせられ、説教だけで1~2時間かかることもありました。
その時間ロスで業務が遅れてまた怒られるという悪循環でした。
開発と密にやりとりをして物を作り上げていく工場の担当者もその上司を嫌っており、その部下である自分の依頼を全く 受けてくれず、どうしようもない状態でした。
色んな経験をした今思い返すと、会社にいる以上理不尽な事はどこにでもあり、それをなんとかするのも業務の一環だと思えますが、当時はそんな余裕もなく追い詰められました。
そのような状態で1年半が過ぎた頃にはだいぶメンタルがやられていました。
そんな中、学生時代の友人が転職してうまくいっている事を聞き、自分も転職を決意しました。
まずは退職
通常でしたらリスクを抑えるため、先に転職先が決まってから退職します。
これから活動される方にも、働きながら転職活動することをお勧めします。
しかし当時はそんな余裕も無く、とにかく「辞めたい」と考えていたので、思い立った次の月に退職しました。
やりたい仕事があるという体で、勇気を振り絞って上司に退職願いをしました。
残念ながら有休消化もさせてくれませんでしたが、早く辞められるなら問題にならなかったです。
転職活動
転職した友人に聞いて、まずは転職エージェントに登録しました。
当時は「無料で便利なサービスがあるもんだ。」と思っていました。
エージェントは転職させた企業から年収の何割かを報酬として貰えるので、そりゃ一生懸命になりますよね。
全て無料で、転職先の紹介から書類のチェック、面接の練習までしてくれるので、転職する人はまず登録しておくべきでしょう。
当時は景気が良く、早く決まると考えていましたが、実際は思っていたよりも大変でした。
30社程度受けてやっと内定が出た現職に決めました。
約半年かかりましたが、休養もできてちょうどよかったです。
内定直前、リーマンショックが起こりどんどん景気が悪くなっており、 ぎりぎり間に合ったのでツイていたんでしょう。
実際内定をくれた会社も次の月には中途採用を打ち切っていました。
まとめ
思い返すとよくこんな行動ができたなと思います。
自分は保守的な性格だったので、一般的なサラリーマンのように一つの会社で働いていくんだろう、と漠然と思っていました。
対して今はその考えがいかに甘かったかと感じます。
この経験があったからこそ、会社を辞めても生きていく方法が必要だと考えるようになり、 投資など別の収入源も考えるようになりました。
なので、この経験にはむしろ感謝しています。
ちなみに現職も大変な事はありますが、保守的な考えが変わったおかげか、うまく回っています。
会社員を「社畜」などと呼びバカにする人もいますが、組織でないと経験できないようなこともあります。
要はそれをどう活かすか、自分次第だと感じます。
転職して約6年、そろそろ新しい環境でチャレンジしたいと思って考えていると、昔のことを思い出したので記事にしてみました。