FXループイフダンとは。低リスクの運用方法を検証2
ループイフダン戦略について前回の続きです。
前回はループイフダンとはどのようなものか書きました。その上で自分が取る戦略の内、まずトレードの目的を低リスク中リターンとすることを決め、それを実現するため、通貨ペアを豪ドルにする事を決めました。
ではここから、具体的な投資額を決めていきましょう。
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ループイフダンを実施する期間を決める
相場の値はどのような値になる可能性もあります。極端な話、国が滅びてその国の通貨価値がゼロになり得ることもあります。
ただ、そこまでのリスクまで考えていては投資などできませんので、どこまでのリスクを許容するか自分で決めなければなりません。
まずはトレードする期間を決めます。
前記事にも出した上図から、豪ドル/円はだいたい55円~90円の幅でレンジ相場となっていることがわかります。
上側は100円超えてきている時期もありますがほんの一時だけで、その後はレンジ内に戻ってきています。
あまりの円安時にループイフダンを実施していると、最悪時の含み損が大きくなってしまいますので、55円~90円の間でのみループイフダンを実施すると決めます。
ループイフダンの値幅を決める
アイネット証券のループイフダンには豪ドルに対して以下の3パターンから選ぶことができます。値幅が狭いほどポジション数も多くなるため、必要な証拠金が増えることになります。
さて、上項目で値幅は55円~90円。つまり最悪35円の変動までを想定しました。
35円変動してもロスカットされないようにしなければいけません。
変動幅と証拠金の関係については、ループイフダン検証ブログさんで分かりやすい表を作られているので、そちらを参考にすると以下となります。
- AUD/JPY 値幅20銭:約360万円
- AUD/JPY 値幅40銭:約180万円
- AUD/JPY 値幅80銭:約90万円
現在遊んでいる資金が700万円近くありますので、どれでも実行可能です。
次に資金効率ですが、トレーダーズスポットの記事から値幅が広い方が効率が良いことがわかります。ただし幅が広い分トレード回数が減りますので、得られる金額は減ることになります。
よって、証拠金が大きいですが得られる利益も大きいAUD/JPY値幅20銭に決めます。
まとめと現状
これで自分が想定するリスクと、そのリスク内ならロスカットされない戦略が決まりました。設定条件をまとめると以下となります。
- 通貨ペア:豪ドル/円
- 方向:買い
- 数量:1000通貨
- 値幅:20銭
- 実施期間:55円~90円の間
10月19日からこの設定でループイフダンを開始しており、現状の口座状況は以下のようになっています。
口座資金に360万円。値幅が20銭なので、一回の利益は200円となります。
4回の決済があったので口座資金が800円(+スワップ6円)増えています。
今後はグラフで資産の状況をまとめたいと思います。
運用方法は以上になります。
人それぞれリスクの取り方や考え方は違います。あくまでこれは自分の考えですので、参考程度に見てください。
投資は自分で決め、自分で責任をとることが大原則です。
損をしても相場は悪くありません。ポジションを取った自分の責任です。
各個人に適したリスクの取り方をして資産を増やしていきましょう。